○+△=□

2003年2月27日
お酒は控えめにと思っていたのに・・・

今日は大学院の先生とプライベート飲みの
約束をしており、待ち合わせ時間に遅れぬよう
急いで大学へ。

しか〜〜し、先生はまてどくらせど現れず。
そう現れず。なので置手紙を残して立ち去る。
もう定期が切れてしまっているので
片道1000円かけて来たのに・・・
往復2000円じゃん・・・

しょうがないので、同輩と先輩と後輩と
大学近くの居酒屋で飲み。

ん〜飲んだ。そしてダッシュで駅へ。
「終電はありますか?」
駅員
「その駅からの終電はわからん」

お〜い駅員何やっておるねん。
もう貴様(←丁寧語です)になんか頼ってられん。
なりふりかまわず、電車に飛び乗る。
そして乗り換え、なんとか終電に間に合った。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
昨日は日記にも書いたとおり
東京芸術劇場に昼から夜遅くまで
ずっと居座っていました。

昼は舞台稽古。役者さんたちは本番に控えかなり力を抜いており、メリハリもなく、伝わってくるものはまったくなかった。が、しかし夜の本番では
打って変わって、真剣さや情熱がびしびしと
来ました。プロはすごいと感じましたよ。
で、先生と同じラインで
演技と演出方法を勉強していました。

ミュージカルコメディでまさしく喜劇。
内容はここでは触れませんが、
モリエール的とうかそのまんまというか
作者がかなりモリエールを意識していたことは
間違いない。
モリエールってご存知ですか?
フランスの喜劇劇作家であります。
この時代
イギリスを代表するのがシェイクスピアなら、
フランスを代表するのがモリエール。
ちなみにロシアを代表するのはチェーホフかな。

このモリエールって人は
毎日喫茶店に入り浸って、一日中人間観察を
していたらしいです。
喜劇(コメディ)、笑劇(ファルス)を書かせたら右に出るものはなかなかいません。
彼の影響がどのくらいすごいかと言うと
今の日本の吉本新喜劇はすべてモリエールを底辺としているくらいです。
モリエールなくして吉本新喜劇は存在し得なかったのです。

この前の日記に書いた
「シェイクスピアは横山やすし」
という
論説に橋渡しをすることができます。
シェイクスピア⇒モリエール⇒吉本新喜劇⇒横山やすし
と言うように。

実際にフランスのコメデフランセーデで僕が見た劇はモリエールの「病は気から」でした。
まだまだフランスでは名高い人です。

そうそう芸術劇場のほうだけど、
とにかく良い勉強ができました。
けど6時間も集中して見るとさすがに
終わったあとはクタクタですよ。

いつか自分も演劇人として
想像を創造したいですね。

引越しの手続きや住民票は順調。
けど電話の加入権や新設を悩み中。
だった、働いたら朝と晩しかいないから
一般電話なんてほとんど使わないと思うんだよね。
それでいて毎月基本料だけ2000円近く取られて
いくので、どうしよう。
家電はすぐ揃うし、とりあえず
電話とインタネットの件を何とかしないと。

劇場で6時間座っている自分。
しっくりくるものがあり、
なぜかわからないが居心地がよい。
この雰囲気。
幕間の休憩時間、ロビーでお客さんが
笑顔でいろいろと話し合っている。
そして柱の隅で演出家の教わっている先生が
厳しい表情を浮かべている。
対照的

よく言われるのが
観るは天国、やるは地獄。
まさにそれを見た気がした。
お客さん全員に共通した理解を与えるためには
作る側は論理的に行わなければいけない。

○+△=□

作る側は左辺。何通りもある。
見る側は右辺。一通りしかない。
ということです。

少しの間でも、夢の中へいざなわれたいならば
おすすめです。
それでは、おやすみなさい。

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