文字と物語

2003年2月25日
戦場のピアニスト見に行ってきました。
(そよ風さんかぶってごめん〜&意見が違うので流してください)

おすぎの「こんな映画見たことない、絶対行きなさい!」という声につられ
友達と映画館へ。

平日なので観客はあまりいなく
1時間前についた僕らはど真ん中の席を取ることに成功。

鑑賞開始。
・・・内容は
シンドラーのリストとライフイズビューティフルを足して2で割った感じ。
残酷なシーンが多数。
・・・それだけでした。
期待しすぎたかな?
どうも
ピアニストがピアニストであることを掘り出して詮索追求していない気がする。ピアニストらしい内的葛藤や自己矛盾に追い込まれていく様子がまったくなく、ピアニストの○○であるまでを軽く触る程度。単なる「私、職業、ピアニストです」の一言が貫通テーマとなってしまっているのでは。
リアリズムを追求しすぎて、史実に忠実に描こうとしようとしたあまりに、心の物語がなおざりにされている感じが否めない。

さきほどテレビを見ていて
作家の室井さんが
「韓国地下鉄事件:死者200人と新聞にはあるが文字で表すと死者200というたった5文字に過ぎない。けれど、200もの物語がそこで消えていったことを深く受け止めるべき」
と言っていた。

そうです、一人の人生がひとつの物語なのです。
そこにはドラマ性が必ずあり、映画にすることが
できる。だが、今回の戦場のピアニストは
「一人のピアニスト」で室井さんの前半の発言部分と同じである。

こういう人がいたんだよ、彼はピアニストだったんだよ。と語りかけている風にしか見えなかった。

だからこそ
戦場のピアニストの洋題は「The Pianist」
なんだよと言われると、
納得することはできる。

観客も集中力が続かず、トイレに行く人が
続出していた。

そして最後のシーンだけは
ちょっと頭に来たのを覚えた。
意図的にアングルをああいうふうにしていたのは
見え見え。
心理的に僕ら観客らが、良い作品を見ましたよね〜
って思わせるようになっているアングル。
あれはなしでしょう。
スクリーンの中と映画館をくっつけ、
あたかも大ホールのように思わせ、
さらにスクリーンの中の前方観客から徐々に
スタンディングオベーション。
そしてその気持ちを僕たちにまで
強引にさせようとしていた。
ひっかかりませんよ。

ロードオブザリングのほうが
格段に良かったです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
二日前のI○M懇親会の報告。

今回の懇親会は最高学府のT大と僕のK大との
合同懇親会。さらに副社長まで参加。

普通の居酒屋で、人数は50弱。
あっ、端っこでおっさんが挨拶している。
と思ったら、その人が副社長とのこと。
えっ?と一瞬疑ってしまった。
僕のイメージでは
我の強そうな威厳のある人をイメージしていたのであるが、
なよなよして声も小さく、おとなしそうな
どこにでもいるおじさんだった。

ちょっとショック。
世の中を引っ張っている企業の副社長が
あんなんなんて・・・
言える立場ではもちろんないが、
誰もが思っていた。

そして僕の座った席は
僕以外、みんなT大さん。
話は、T大の内輪話ばかりで、つ、つまらない。
そして途中から僕の隣に座ってきたT大の女性が
「なんでここは話が盛り上がらないの〜」
だって。
お〜い、だったら盛り上げなよ〜
批判は誰だってできるのよ〜
次に
「K大の人ってオーラがあるよね、一人一人」
と。
確かに懇親会に来ているT大の人を
見渡してみると、みんな同じ環境で育った人間のように感じてしまう。
大学そうさせてしまうのか、それとも
それ以前の家庭環境がそうさせるのであるのか?

飲み放題なので、ワインを飲む飲む飲む。
人のワインも飲む。隣のテーブルからワインボトルを奪取し、飲む飲む。

そして帰る。

あたまが、割れるように痛い〜〜

久しぶりにつらいぞ〜〜

トイレに数回駆け込む。

ばたんQ=
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

明日は東京芸術劇場で
教わっていた先生の配慮で
直前の舞台稽古に参加してきます。
ミュージカルコメディーで
明日の夜(ソワレ)が初日公演となります。
「チャーリーはどこだ?」
興味のあるかたは是非池袋の東京芸術劇場に足を運んでみてください。

しっかり勉強してきます。

ではでは、一人暮らし引越し計画で頭がいっぱいっす。



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