笑顔がすべてを物語る

初出場でのぞんだソフトボール大会。
今日で最終。
つまり学部決勝戦。

120チームとの戦いを半年かけておこなってきた。
長い長い戦いだった。
今日は集大成だ。
という意気込みでプレイボール。

初回から3点を取り、楽勝ムードに。
そこからはまるでバッティングセンターにいるかの
ようにみんなバンバン飛ばした。

終わってみたら、16−2の圧勝。
最後は胴上げまでしてしまった。
ひとつになれた気がする。

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優勝の余韻に浸りながら
友達と芸術劇場に演劇を見に行く。
「ストールン」
オーストラリアの劇団で、政府のアボリジニーに
対する迫害政策を皮肉を交えながら痛烈に
描いたものだった。
上演はもちろん英語で、字幕は電光掲示板に。
その電光掲示板にはこれから起こることの
内容がほとんどわかるように出てくるため
理解には苦しまなかった。

まるで、ブレヒトの演出と一緒ではないか。
彼の演出の特徴は、演劇をひとつ掘り下げた
段階で味わせることである。
起きることを客にわからせておいて、
（観る+考える）にとどまる演劇から
（より深く考えるのみ）の演劇へ移行させる。
不思議なことに、人間というものは
情報を理解すると、それをもとに
考えはじめるという性質を持っている。
（考える前に知識は必要とはこのことをいっている）

観劇後は、ホールで役者さんたちも交えて
立食パーティー。
ワインやら、へんな食べ物やらでおなかいっぱい。
半分くらい外人だったので、
ちょっと萎縮してしまった。

3000円でこんな豪華なことしていいのかな？

そして、軽く飲み＆食べるために
ダイニングバーに。
そこの天井が低くて、いきなりガンと頭を
ぶつけてしまった。
それを見た店員が笑っていた。
でもかわいいから許すよ。

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大学で初めて歴史を作った。
優勝の二文字が、そして僕らの名とともに残されるであろう。
スポーツでより仲を深め合い、
心通わせ、
一緒に悔しがり、奮起したり。

人ってやっぱり一人じゃだめなんだよね。

歴史が刻まれた日。
何かが変わった。
自分の存在価値を見出せた。
自分をより知ることができたし、何よりも
多くの人を知ることができた。
これはお金では絶対に買えない経験である。
今日という日は1億円目の前にあっても、
ソフトボールを選ぶね。
幸せを全身で感じた。
みんな輝いていた。
笑顔は伝染する。
常に人を幸せにしていきたい。

笑顔がすべてを物語る。

エンジョイ、ソフトボールでした。