川に寄り添う少女の想い
2002年11月23日今日もバイトづくしの日だった。
本業の大学はどこへやら・・・
朝起きて、スーツを用意し、
緑山スタジオに行く。
渡る・・鬼・・の収録。
とそこに、火曜サスペンス劇場でお世話になった
役者さんがいた。たぶん、泉ピン子グループの
一人だなと確信。
あまりにやる気がなく、
終始テンションは下がったまま。
暇だったので向かい合わせになった
ベテランエキストラのおっちゃんと話す。
この人は
本職はカメラマンでその仕事が月に3日くらい
そして人材派遣の仕事とこのエキストラを
してるらしい。それで月に30万ぐらいのかせぎ。
何とか食べていけてるよというものの、
40過ぎて家賃3万円のところに住んでいるらしい。もし自分が女性だったら、経済力なしかつ
不安定なので絶対に論外だと思う。
でも本人は満足しているみたいなので
それはそれで良い。
収録終わり、家に帰って、そっこう家庭教師に。
試験が近いのでみっちり教える。
今日はお互いに実になったのではないか。
コーヒーを片手に
戯曲を読んでいると
よりを戻したいという女から電話がきた。
「今、彼がいるからメールとかしないでよ」
だって。
何なんだろう、この人は。
昔付き合ってたときもわからんがったが
今もさっぱりわからん。
自分から誘っておいて、自分からふる。
その間、僕は一切動いていない。
呆れるを通りこして
ついに笑いが出てしまった。
こんな人もいるんだ。世の中っておもしろいや。
で、「しないよ、っていうか、今までだって
してないし・・・」
ヒロインは妄想の中を気持ちよく泳いでいる。
平泳ぎでゆっくりゆっくりと。
スイ〜〜スイ〜〜♪
嵐のように過ぎ、電話を置く。
そして何もなかったかのように
再び戯曲を手に読み出す。
つけっぱなしのテレビには
フランス、セーヌ河を特集していた。
心地よい音楽、
戯曲は起承転結の転を終え、結に入るところ。
ナレーションが聞こえてくる
「ここがジャンヌダルクが火あぶりにされたところ」
よくよく見ると、ルーアン。
ある日、ドンレミの田舎娘の前に神が現れ
お告げをする。ドンレミの娘ジャンヌは
導かれるがままに、ロレーヌに行き
後の王となる皇太子に接見する。
ジャンヌを先頭に最後の砦オルレアンを取り戻す
ことによって、王はルーアンで戴冠式を行い、
正式な王となる。一気にイギリス軍を蹴散らす
勢いがあったのに、政治の裏に潜む宗教家によって
ジャンヌは異端教徒として宗教裁判にかけられる。
十字架を背にジャンヌは足元から火をつけられ
煙とともに天に召されていく。
ジャンヌはのちに聖人と認められ
ジャンヌの生まれたドンレミ村は300年間
徴税をしなくてよいことになった。
残された灰はセーヌ河に流されたという。
フランスに行ったときにみたセーヌ川は
どんよりと黄土色に濁っていたが、
テレビでは深緑色をしていた。
(余談:フランスのある教会でぽんたがジャンヌの像にろうそくを灯した瞬間を友達に撮ってもらった写真があるのだが、明らかに僕の背中には不可解な大きな顔がはっきりと映っている。こわ〜〜)
戯曲に目を戻し、
読み終える。
充実感が包み込む。
目を閉じると
フランスの少女が草原を走り回っている姿が浮かぶ。
ボンニュイ(おやすみなさい)
本業の大学はどこへやら・・・
朝起きて、スーツを用意し、
緑山スタジオに行く。
渡る・・鬼・・の収録。
とそこに、火曜サスペンス劇場でお世話になった
役者さんがいた。たぶん、泉ピン子グループの
一人だなと確信。
あまりにやる気がなく、
終始テンションは下がったまま。
暇だったので向かい合わせになった
ベテランエキストラのおっちゃんと話す。
この人は
本職はカメラマンでその仕事が月に3日くらい
そして人材派遣の仕事とこのエキストラを
してるらしい。それで月に30万ぐらいのかせぎ。
何とか食べていけてるよというものの、
40過ぎて家賃3万円のところに住んでいるらしい。もし自分が女性だったら、経済力なしかつ
不安定なので絶対に論外だと思う。
でも本人は満足しているみたいなので
それはそれで良い。
収録終わり、家に帰って、そっこう家庭教師に。
試験が近いのでみっちり教える。
今日はお互いに実になったのではないか。
コーヒーを片手に
戯曲を読んでいると
よりを戻したいという女から電話がきた。
「今、彼がいるからメールとかしないでよ」
だって。
何なんだろう、この人は。
昔付き合ってたときもわからんがったが
今もさっぱりわからん。
自分から誘っておいて、自分からふる。
その間、僕は一切動いていない。
呆れるを通りこして
ついに笑いが出てしまった。
こんな人もいるんだ。世の中っておもしろいや。
で、「しないよ、っていうか、今までだって
してないし・・・」
ヒロインは妄想の中を気持ちよく泳いでいる。
平泳ぎでゆっくりゆっくりと。
スイ〜〜スイ〜〜♪
嵐のように過ぎ、電話を置く。
そして何もなかったかのように
再び戯曲を手に読み出す。
つけっぱなしのテレビには
フランス、セーヌ河を特集していた。
心地よい音楽、
戯曲は起承転結の転を終え、結に入るところ。
ナレーションが聞こえてくる
「ここがジャンヌダルクが火あぶりにされたところ」
よくよく見ると、ルーアン。
ある日、ドンレミの田舎娘の前に神が現れ
お告げをする。ドンレミの娘ジャンヌは
導かれるがままに、ロレーヌに行き
後の王となる皇太子に接見する。
ジャンヌを先頭に最後の砦オルレアンを取り戻す
ことによって、王はルーアンで戴冠式を行い、
正式な王となる。一気にイギリス軍を蹴散らす
勢いがあったのに、政治の裏に潜む宗教家によって
ジャンヌは異端教徒として宗教裁判にかけられる。
十字架を背にジャンヌは足元から火をつけられ
煙とともに天に召されていく。
ジャンヌはのちに聖人と認められ
ジャンヌの生まれたドンレミ村は300年間
徴税をしなくてよいことになった。
残された灰はセーヌ河に流されたという。
フランスに行ったときにみたセーヌ川は
どんよりと黄土色に濁っていたが、
テレビでは深緑色をしていた。
(余談:フランスのある教会でぽんたがジャンヌの像にろうそくを灯した瞬間を友達に撮ってもらった写真があるのだが、明らかに僕の背中には不可解な大きな顔がはっきりと映っている。こわ〜〜)
戯曲に目を戻し、
読み終える。
充実感が包み込む。
目を閉じると
フランスの少女が草原を走り回っている姿が浮かぶ。
ボンニュイ(おやすみなさい)
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