「地平線に続くランディングロード」

ん〜よく寝たと、そして学校へ。

昼間の電車は空いていて、気分がいい。
電車の中から、大好きな景色が見える。
それは町田と成瀬の間の区間である。

町田駅からは何のへんてつもない景色が続く。
1分ぐらいすると、急に景色がぱぁっと広くなる。
長い長いトンネルをくぐって、出てきたところは
広い海だったってな感じ。
そこは地平線と同じように
建物がすべて平面の上に並んでいる状態。
それを上空から飛行機で眺めているみたい。

なぜこの景色が好きかというと
旅行で行ったフランスのモンマルトルからの景色と
そっくりだからである。今でもあの感動がよみがえる。
そしてもうひとつ。
木々が整然と並んだ、一本のまっすぐな長い道がある。僕はそれを
「地平線に続くランディングロード」と命名している。
春には桜が咲き誇り、二本の見事なピンク色の直線
を形成する。まるでピンク色の滑走路みたい。

これを見て感動しない人はいないだろう。

ここを電車で見れるのもあと、3ヶ月くらい。
ちと寂しい。
僕が見なくても、電車の中に乗っている誰か一人でも同じようにピンク色の滑走路を見て
感動してくれるだろうし、想像してくれるだろう。

夜は寒すぎる。
ホームで電車を待っていると
やけに
さみしくなる。
欲しいのかな、温もりが。
もうそんな季節か。

さみしさに負けないようにしようっと。
でも今日は犬とじゃれあってしまった・・・